金魚とねこ

金魚が
鉢で泳いでいる
ねこがじっと見ている
どうしたの?
金魚は泳ぎをとめてきく
ねこはだまっている
あたいを写生?
金魚は
頬をすりよせる
そこで
ねこは
鉛筆と紙をさがしにいく

       森口武男

何ともほほえましく、ユーモラスな作品ですが、この詩を刻んだ詩碑がどこにあるか、ご存じですか。

今日、久しぶりに、この石碑の前に立ち、写真を撮ってきました。

作者の森口武男さんは元高等学校の先生で、詩人としても有名。すでに亡くなられていますが、この詩について「金魚はぼくであり、ねこは和子(森口さんの長女・小学生)である」と書いておられたとか。

と聞くと、単に童話のような世界を描いただけではなく、新たな想像の世界が広がるような気がします。

金魚はやっぱり郡山のシンボル。
金魚を探す、ちいさな旅が郡山の元気につながることを期待します。

この詩碑の近くには、金魚を描いたマンホールが。個性豊かなマンホールをめぐる旅も静かなブームです。

上田清